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ニックネーム・ペンネーム
おうめ
寄付金額
10,000
ふるさと納税した自治体名
ふるさと納税でもらったお礼の品名
スギヤマ特選 特大うなぎ約200gx3尾 ※受付終了
⇒ 静岡県焼津市の返礼品一覧はこちら
寄付をした時期
2018年10月
参考にしたサイトや媒体
寄付をしたサイト
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ふるさと納税の返礼品の見直しが行われるとの報道が連日されていた。
寄付金額に対する過度な返礼品を取り扱う自治体が増えたことが背景の一つにあるようだ。
見直しが行われる前に一度してみようか、そのような軽い気持ちで初めてふるさと納税サイトを見ることにした。
サイトを見てみると返礼品の月間ランキングが掲載されていた。
国産の牛肉や豚肉、いくらやみかんなどが上位に掲載されていた。
実際に商品を選びはじめると、どれも魅力的でなかなか決められない。
そんな時、友人が「家族で消費するなら量を、少人数で消費するなら質を重視すればいい」と助言してくれた。
私は主人と二人暮らしなので「質」を重視して選ぶことにした。
では何を選ぶかだが、ここでも自分の大好物を書き出してその中から選べば良いというアドバイスを受けた。
生ハム、うに、鰻。この中でなかなか食べられていないものはなにか。
初めてのふるさと納税は「鰻」に決まった。
では次にどこの自治体に寄付をするかだ。
うなぎと言えば静岡と鹿児島が思い浮かんだ。
九州在住者として鹿児島のものも気になったが、縁もゆかりもない土地に寄付するのも面白い気がした。
商品は鰻、自治体は静岡県・・・この条件でサイト内を見てみると「静岡県焼津市産の特大うなぎ3尾10,000円」の表記が目にとまった。
国産鰻が3尾も入っていて10,000円は破格ではないか。
特大鰻はゴムのような食感であまり美味しくないという声も聞いたことがあったので不安も多少あったが、生産者は顔を出して焼津市産の鰻を宣伝している。生産者を信じて寄付する自治体を焼津市に決定した。
寄付から約2週間後、クール便が届いた。
真空パックで個別包装されているものが多い中、こちらは白いトレーに3尾綺麗に並べられていた。
少々保存が面倒かと思ったが、1尾ずつ綺麗に取り分けることができるので保存も楽にできた。
トレーの上には手書きの調理方法が同封されていたので、調理方法も迷うことなくできそうだ。
鰻の見た目は1尾約200gの鰻なので迫力があり、厚みがしっかりとした印象。
1尾で大人2人十分に足りる量だった。実際の調理は焼きと蒸しの2種類を試してみることにした。
焼いて作った蒲焼は外側がカリッとしているが脂もあり中はしっとり、蒸したものは全体的にふわふわで皮も薄いので柔らかく、どちらの調理方法であっても厚みがある鰻なので食べごたえは十分だった。
マイナスをつけるとすれば、鰻の大きさに対して付属のタレが少し足りないとこだろうか。
はじめは質を重視して国産鰻を購入したが、トータルで考えると「質」と「量」どちらも重視した寄付になったねと主人が呟いた。
不安がないわけではなかった初めての寄付は大成功した。
以上が静岡県焼津市の特大鰻を購入した感想だ。
思い返してみれば寄付する自治体を選ぶ期間も楽しめたし、返礼品が届いて開封する時はプレゼントを開封する時の様な興奮もあった。
味や品質は生産者の顔も分かったうえで購入できるので安心感があり、おまけとして税金の控除が受けられ、市町村の活性化に繋がるのであれば、ここまで双方にとって有益な仕組みはなかなかないのではないかと思う。
今回思い付きで選んだ静岡県焼津市の鰻。
はじめて行ったふるさと納税の土地として記憶に残るだろうし、寄付金額は微々たるものだが、焼津市のどこかで寄付が活かされていると思うと嬉しさもある。
冒頭でも述べたがこれまでゆかりのなかった土地に縁が出来た。
機会があれば実際にその土地を見てみたいし、現地で鰻を食してみたい。
こう考えると寄付金額だけに留まらない経済効果がふるさと納税と言う仕組みにはあるのだろう。
見ず知らずの土地に思いを馳せる。
そんな楽しみも感じながら、今後もふるさと納税を行っていくと確信している。