ふるさと納税で高額返礼品をゲット！100万円以上納めるメリット

ふるさと納税とは、住民税の2割程度を目安にして自治体にお金を寄附する仕組みです。
納めたお金は自治体の発展のために使われるので、地域社会に貢献できる制度です。

また、2,000円以上のふるさと納税は控除対象にもなるなどのメリットも発生します。
特に、寄附額に応じての返礼品は地方の特産物を中心に、もらってうれしい内容となっています。

ここでは、100万円以上のふるさと納税でもらえる高額返礼品について解説します。

ふるさと納税の歴史！どうしてふるさと納税は生まれたか

ふるさと納税が生まれた背景には、まず「税金に対するイメージの回復」が挙げられます。
本来、納税とは国民の義務と呼ばれているほど、社会生活を行ううえで避けて通れないシステムです。
税金はめぐりめぐって納税者の生活に役立つかたちで利用されるため、決して無駄な出費ではありません。

しかし、所得税など「稼げば稼ぐほど税金も高くなる」現行のルールでは、なかなか税金に対してポジティブな気持ちを抱きにくい側面もあります。
「税金を払うとメリットがある」という事実を知ってもらうために、ふるさと納税は平成20年から施行されました。

地方と都市の経済格差もふるさと納税が生まれた背景です。

現代の日本では経済活動を都市に依存し、地方の過疎化が進む問題が起こっています。
すると、一度仕事を求めて都市に出てしまった人は、歳月を経ても地方に戻ろうという発想が生まれにくくなります。

ふるさと納税は、都市にいても地元に貢献し、「ふるさと」への思い入れを忘れずに持てる方法です。
ふるさと納税によって所得税や住民税の一部も控除されるため、寄附者には金銭的なメリットもあります。

うれしいことがたくさん！ふるさと納税が他の税金と違う点

ふるさと納税が他の税金と違うのは、「税金を納める地域を指定できる」点にあります。

普通の住民税は自分が暮らしている地域に納める義務がありますが、ふるさと納税は出身地でなくても控除額の上限以内、2,000円以上の範囲で寄附ができます。
たとえば、ある自治体の活動に共感したり、旅行で訪れて思い入れのある地域があったりした場合、外部の人でも寄附をするケースはありえます。

また、ふるさと納税は寄附する際に税金の使い道を指定できます。
税金についてよくある問題に「自分達の納めた税金が何に使われているかわからない」というものがありますが、ふるさと納税に限っては「税金がしっかり自治体のためになった」という実感を持ちやすいといえるでしょう。

介護事業や観光事業、公共施設の建造費など、自治体にとってなくてはならない分野にふるさと納税は確実に使われます。
税金についての意識を変えられるのもふるさと納税の意義でしょう。

税金がどんなことに使われているかを知り、ふるさと納税以外の税金についても必然性を見出せるようになります。

ふるさと納税の醍醐味！寄附額に応じて返礼品がもらえる

ふるさと納税最大の特徴ともいえる仕組みが「返礼品の存在」でしょう。
ふるさと納税では、寄附額に応じて返礼品が用意されています。

自治体の出身者ではない人も返礼品目当てに寄附を行うケースは珍しくありません。
自治体の特産物を中心に用意された返礼品の数々は、ふるさと納税を行う醍醐味となっています。

返礼品は事前にインターネットやカタログなどでチェックできるので、返礼品から寄附する自治体を決めるのもいいでしょう。

返礼品で多いのは、地方が誇る新鮮な食材です。
一級品の肉や海鮮類、野菜が用意されており、地方の特色を家庭で味わえます。

また、伝統工芸品なども人気の返礼品です。
地方を訪れなくても古くから伝わる陶器、小物を手に入れられるので人気の品々です。

なかには、返礼品として品物ではなく「サービス」を用意している自治体もあります。
旅館の割引クーポンやレジャー施設の利用券などは、自治体に観光客を招くためにも役立っています。
旅行の費用を安くするためにふるさと納税を行うのも効率的な方法でしょう。

返礼品は、ふるさと納税を活性化させるために重要な役割を果たしています。

意外と迷う！返礼品を選ぶ際のポイントは？

ふるさと納税の返礼品を選ぶ際には、まず「地方の独自性」に着目しましょう。

本来は地方を訪れなければ手に入れられない品物をもらえるのが返礼品のメリットです。
自宅にいながら観光気分を味わえる、地方色の強い品物がおすすめです。

また、食材については「量」にも注意しましょう。
返礼品で用意されている食材は人気の特産品ばかりであり、「味」については大きな心配がいりません。

ただし、納税額に見合うだけのボリュームがあるかは確かめておきたいところです。
特に、家族で食材を味わおうとしている人はそれなりの量を求めるようにしましょう。

旅行券、レジャー施設利用券については「期限」を調べておく必要があります。
せっかくもらった返礼品でも、期限を過ぎて使えなくなるのは避けたい事態です。

もしも旅行に出かけるだけのスケジュールが確保できないなら、食材や工芸品などを選ぶほうが無難でしょう。
最初に旅行のスケジュールを立てておいてから納税し、返礼品をもらうのも確実な方法です。

返礼品は種類も量もさまざまなので、後悔しないような品物をよく考えて選びましょう。

返礼品は寄附額によって変わる！100万円以上の品物は？

返礼品は寄附額によって選択肢が変わります。
寄附額が大きくなるほど高額返礼品をもらえるようになります。

100万円以上の寄附額になると、選べる返礼品の幅がかなり広がるので慎重に価値ある品物を選びたいところです。

たとえば、100万円以上の寄附に対しては、プレミアム和牛などの高級食材が返礼品として用意されています。
最高級のレストランが扱うような食材が家庭に届くため、忘れられない体験となると同時に地方の魅力を存分に味わいつくせます。

伝統工芸品や宝石などの選択肢も広がります。多いのは陶器や真珠などの返礼品です。
織物も人気の返礼品であり、日本の伝統的な美に触れられる貴重な機会です。

旅行にしても、高額返礼品となればクラスが格段に上がります。
高級施設の眺めの良い部屋を確保できるので、実際に地域へ訪れる楽しみが増えるでしょう。
オーシャンビューを味わえるだけでなく、上等な料理のコースもついてくる大満足のプランが期待できます。

そして、「結婚式会場」まで返礼品にしている自治体も珍しくありません。
人気の観光地ほど会場の費用は高くなりがちですが、ふるさと納税によってかなりコストを削減することが可能です。

まだまだある！高額の寄附をするメリット

「欲しい返礼品がもらえる」以外にも、ふるさと納税で高額の寄附をするメリットはあります。

まず、高額寄附によって大きく自治体の現状改善に貢献できる可能性があります。
100万円以上の寄附があると、施設建造や福祉の実施に向かってかなり前進できます。

思い入れのある地域の発展に直接的な関わりができる機会がふるさと納税なのです。

「返礼品をまとめてもらえる」のもおすすめのポイントです。
ふるさと納税を少額で何回も分けて寄附していると、返礼品の数も多くなります。
ときには「食べ切れなくて腐らせてしまった」「部屋のなかに置き場がなくなった」などの問題も出てくるでしょう。

一度に多額の寄附をして高額返礼品をもらうと、もらった後の処理が簡単になります。
また、5つ以上の団体にふるさと納税を納めると確定申告の義務が発生します。

わずらわしい作業から解放されるために、1団体に高額な寄附をする納税者は少なくありません。

ふるさと納税は自治体にも納税者にも幸せを運ぶ

ふるさと納税は、「税金を納める意味」を深く実感させてくれるシステムです。

税金を多く納めるほどメリットも大きくなるシステムにより、自治体にも納税者にも幸せが訪れます。

愛する自治体と一緒に納税者も笑顔になれるのが、ふるさと納税の醍醐味なのです。